元気でまた〜シマフクロウ…その3 父

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最後になりましたがここのシマフクロウ一家のお父さんです。
実際には最初と最後この夜2回降りてきました。

初めの記事にも書きましたが闇夜が近づくと遠くから「ほーほー」っと聞こえる声太い声。
徐々に近づいて来て眼の前で聞こえてるような気がしました・・
システムライトが当たる生け簀付近は見えるのですがそれに反して回りは見えません。
それが何かの拍子で見えたんです・・木に止まってる姿が。で、シャッター押してみたのが1枚目。
もちろん実際はもっと暗いです!!

そして降りてきました、なんと生け簀ではなくもっと僕らに近い方の川岸近くw
今日のご挨拶なのでしょうかw 第一印象は「でかいっ!!」
オジロワシよりは小さいですがオオタカやトビより全然大きいんですもんねえ。
その後飛んでまた生け簀の向こうの木に止まり・・生け簀ではなく本流で獲物を捕ったのです!!
予想外の行動でみんなを煙に巻くやんちゃっぷり??(笑)


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そしてお母さんや子供が食事を終えるとまた戻ってきました。
自分の食事を終えると再び飛び込んで魚を捕りましたが今度は口にくわえました!!
じーっと上流の方を見ている感じがしました。
母も子も見られなかったのですがお父さんは羽角を見ることが出来ました〜、ちょっとうれしいw

先生が「この魚は巣の雛に持ち帰ります〜」と教えて下さって。
一瞬姿勢を低くして大きな羽を広げると体がパッと浮いてゆっくりと飛んで行きました。
なんとも感動的な姿でした〜w


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何回も書いてますがあの鳴き声が聞こえてその姿が舞い降りてきたときの空気感は特別でした。
来ている皆さんはもう何度も会いに来ている方が多く色々な話も聞けました。
ほんと楽しかったし良い時間を過ごせました。

シマアオジもそうですが保護に力を入れてるとは言ってもこのシマフクロウも来年会えるという確証はありません。
実際生きられる環境が減ってその数を減らしたわけですから環境が確保出来ないことには
その数を増やせるとはいいがたいです。ここの子供も縄張りを出て来年生きていける場所はあるのかなとか・・

チトライ川のシマフクロウファミリー、また会えるとうれしいなと知床を後にしました〜

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シマフクロウは50つがい、全体数は140羽しかいないそうです。凄い数字ですよね
ある日の夜食事を終えてPCに写真を取り込んでたら「ほーほー」って聞こえるんですよ、それほど遠くない・・
外へ出てみましたけどもちろんわかりませんでしたけどこんな身近にもいるって事なんですね!!

保護区も相当の広さに広がっているようでそれをを示す看板も見ました。
それと国道の橋桁の部分には黄色い旗が立っていてなんだろうと??
これは高く飛べないシマフクロウと車の事故を避けるために設置されているそうなのです。
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(運転中で自分では写真撮れなかったので画像はグーグルマップのストリートビューから拝借)
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電柱の上には止まり木代わりのTバーが付いてます、これは感電しないようにと言うことです。

不慮の事故で命を落とすことを減らすための取り組みもされているのですね。
ずーっとこの先何百年先にもシマフクロウが元気でいられると良いなと思います!!

というわけでシマフクロウファミリーでした〜ありがとうございます


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狩りの名人~シマフクロウ…その2 子

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順番的には父が来て母が来て最後にこの子が来ました。去年生まれた子なので一歳ですね。
今年も雛が生まれてるので秋にはこの縄張りから出て生きていかなくてはならないそうです・・
自然界の掟ですが・・見てるとジーンと来ちゃいましたw

実はこの子が一番狩りが上手いそうです。一番下手のがお母さん・・でもお母さんは30年も生きてる(笑)
この時も立て続けに2匹捕って食べていました!!

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食べ終わってこの子しばらくじーっとある方見つめて動かないんです・・

実は侵入者がいたらしいのです・・裏山から聞こえるお父さんの「ほーほー」と言う声をじっと聞いていて
それから飛びました。先の電柱の方に飛んでその上に止まったらしいです。
お父さんと合同で侵入者をブロックしていると教えていただきました!!なんか凄いですねw

ファミリーの愛情は深くて・・この前の日お母さんが体調不良だったそうで魚が全然捕れなかったらしく
しまいにはあきらめたそうです・・そうしたらお父さんと子供が近くの木に飛んで来て
「ほーほ^」と鳴きながらお母さんを一生懸命励ましたそう・・お母さんようやく魚を捕って食べたそうです。

そうそう飛んでくるわけでは無いのですが撮影の間には上記の話もそうですが佐藤先生(後述)から
シマフクロウの色々な話を伺い・・全く退屈せず・・眠いはずなのに全く眠くもならず・・時が過ぎていきましたw

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この撮影場所はもう有名で色々な所に記事も出ていますが知床の「チトライ川」という所です
そこに生け簀を作ってあって魚を放流しシマフクロウが食べに来るところを撮るってわけですね。
だいたい20mくらい離れたところにプレハブがあってその窓外して狙うのですが6月だって寒いんだから
冬はもう凍える感じでしょうねえwでも雪と撮るのが人気だそうで冬は満員だそうです。

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で、特筆すべきはそのライティング設備です。
生け簀周辺を狙って2台のLED照明が設置されていて(写真右に写っているやぐら)
それが1秒間に10回点滅を繰り返すそうです。人間の眼にはただ薄明るい夕方の感じの明るさに見えます。
カメラはMF設定でISO1600~3200、絞り開放、SSを1/80にセットします。「えっ1/80?」って思うのですが
1秒間に10回光ってるので実質は1/800で撮っている計算になると言うこと・・
7DmarkⅡは10コマ/秒なので填まればバッチリ撮れますw
レンズもAPS-Cだと400mmでは長い感じ・・あとで見たらほとんど300mm周辺の絵が多かったです・・
この撮影は自由度高い手持ち推奨だそうで・・僕も結局三脚はわず手持ちにしました。
そうそうなのでビデオ撮るとフリッカーみたいにチラチラして駄目なんです!!

この仕組みを考えたのが前に書いた佐藤しんじ先生・・大学教授だそうです。
先生もシマフクロウに魅せられてそれに会うのにここに通い始めついにはこの仕組みを作ってしまったそうです。
この日はその佐藤先生がお見えになっていて生け簀への魚入れなど仕事をされていましたが
合間にたくさんの話を聞かせていただけたし・・今飛んで来たシマフクロウの行動がとても良くわかっていらして
「この魚は食べずに巣に持ち帰ります、間もなく飛びます」なんて解説付きなので撮影がとっても楽しく出来ました~
ほんとうにありがとうございました!!

という事で今日はシマフクロウの去年の一粒種・・金色の足環をしていました。
もう一回お父さんをUPしますw

一応ReadMoreにExif情報参考までに張っておきます、よろしければ。
ほんとにSS1/80なので(笑)↓

今回は続きがあります、よろしければclickしてご覧ください。

コタンコロカムイ〜シマフクロウ…その1 母

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走古丹や野付半島を巡って夕刻知床まで走りました・・あいにくの霧で山並みや海はほとんど見えない状態。
港まで来ると大型の観光船などが停泊してて「知床クルーズ」の案内板が見えて、そんなところで知床を実感(笑)
港の食堂で食事を済ませてからシマフクロウのポイントへ向かいました。

写真を見たりして予想してたのは山奥の渓流・・なのですが実際は国道から200m????
あまりにもの近さにちょっと拍子抜け(笑)でも写真で切り取ったら山奥の渓流。
そこはさすが北海道なのですw

ポイントに着くとカメラをセットして撮影練習(笑)
やがて闇が辺りを包み始めた頃「鳴きました〜」の声が・・耳を澄ませてみたけど聞こえるのは川の流れの音のみ・・
数分後どこからともなく「ポーポー」と太い声が聞こえてきてそれが徐々に大きくなってきました!!
一気に高まる緊張・・・しかし森に響く声・・「これかぁ」なんとも言えず感動的。

とにかく餌場周辺にピントを合わせて声を聞きながら待っていると・・
上の枝に止まってたんですねえ・・突然舞い降りてきました〜「大きい!!」「綺麗〜」
もう夢中でシャッター、その光景に全身鳥肌!!

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ここには3羽のシマフクロウが食事に来ます。両親と去年生まれの子が一羽、今年一羽雛が生まれたそうです。
今日アップしたのはお母さんフクロウ、シマフクロウは保護のため環境省が足環を付けています。
今年生まれた雛にもすでに足環を付けたと言う話を聞きました!!
このお母さんは足環が付いてません、足環付けを始める前の個体だそうです・・推定30歳ということ!!
長生きなのですねえ・・・それを聞いてまた感動(笑)

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北海道行きを決めたときシマフクロウに会うと言うことは頭にありませんでした。
タンチョウやオジロワシ、シマアジやツメナガセキレイ・・エゾジカやキタキツネの方が先に出てきたような(笑)
色々調べてるうちに「えっこんなのに会えるんだ」「会っといた方が良いなあ」と思うようになってw

実際に会ってみてほんと感動しました。
鳴き声が聞こえて実際眼の前に降りてきたとき「神だぁ」って思いましたから(笑)
写真を現像しながら再びその光景を思い出すとたまりませんw

アイヌ語でシマフクロウは「コタンコロカムイ」だそうで…昔から村を守ってくれる鳥だったのですね
お父さんも子供も降りてきたのでたくさん写真撮りました〜
見た目一緒かも知れませんが「村の守り神」との素敵な時間色々な話交えて2,3回シマフクロウUPしますw







プロフィール

brubru

Author:brubru
カワセミに偶然出会って写真が撮れたら
野鳥にはまって:)
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